たどり着けたから誰かにありがとう

今私は、この文章を土曜日の夜に書いてます。やっとたどりついたホテルっていうか旅館っていうか、合宿所?で。この文章がブログに乗るのは、たぶんもっと後のことでしょう。なぜならこうして文章を入力しているiPhoneの画面にくっきり「圏外」と書かれているから。嬬恋キャベツマラソンの時もそうだった。出先で繋がらない携帯電話は携帯電話の定義に当てはまるのだろうか。

ともかく、今日はいろいろ大変だった。日曜日にハーフマラソンの出場を控えている私です。夏の間じっくり体を慣らして、余裕で本番に臨むという当初の計画は完全に頓挫し、暑さに負けて運動しないまま今日に至っているわけです。一昨日10キロ走ってみたら、翌朝膝が痛くて歩けなくなっていました。これで本番はハーフマラソン。私は確実に死ぬ。というかこの時点で半分近く死んでいる。当日はなんなら観光と思って現地に行こう。そんな気持ちでいました。

出発予定の土曜日。メールが飛び込んで来ました。日本ではたいして騒ぎになっていませんでしたが、ニュージーランドで大きな地震があったというのです。私の職場からは、実はいろいろあって毎年150人程度の大学生がNZに行っており、今年もまさに。そして、建物倒壊の被害が出ている街がまさにその行き先!

口ばっかりで危機管理だのリスクマネジメントだの言うえらい人たちが野次馬根性で「国際電話の回線はどれだ!」とか「全員安否確認はできたのか。じゃあお先に」とか言っている中、こちらはみんなと分担して保護者に電話して怒られたり、えらい人たちの世話をしたり。これは下手するとマラソンどころか職場に泊まり込みかもしれないぞ、という状態になりました。ああ、足を痛めて半分死んだと思っていたら、出かける前に完全に死んだ。どうせこういうオチでもつくと思ってた。だが、まさかこんなオチになるとは思ってなかったよ!

しかし。幸い大学生は全員安全が確認され。保護者への説明もひと段落つき。その他にも特殊な事情がいろいろあり、ともかく帰っていい事になりました。当初予定よりずいぶん遅れてしまいましたが、帰宅して奥さんととこりさんを乗せて車は会津若松へ。遅れつつも無事に到着し、さらに夕食にも間に合い、
一風呂浴びてほっとしているところです。

私にしてみたら、8月がこんなに長く続いているこの暑すぎる夏に(一応9月と知ってはいますが)よりによってこの日のタイミングで地震などという大騒ぎが発生し、しかもそれをどうにか乗り越え、車を飛ばして現地にたどりついている、というこの時点でもう「フルマラソンを完走したらこんな気分かしら」という達成感に浸っています。明日のスタートを前にして、すでにゴールを味わってしまった。本当の意味で、なんだか死んでしまってるなあ。明日どうしよう。

ここまで書いて、なんか圏外の表示が出ているのに携帯がつながっているような感じなので、わけのわからないまま投稿しよう。そしてここまで書いて思ったけど、これすごく手紙っぽい。誰にあてて書いたんだろう私は。分からないけどありがとう。